子どもたちの「生きる力」を育む保育を目指しています

園長あいさつ草苑幼稚園は、都心では貴重な自然環境に恵まれた幼稚園です。

目白の駅から徒歩5分の立地でありながら、一歩足を踏み込むと一瞬にして森の空気に変わります。イチョウ、ケヤキをはじめ様々な木々が空高く枝を伸ばし、四季折々美しい姿に変化します。

子どもたちは土の園庭にどっしりと根を張った大樹をみあげて、木の葉を通り抜ける風の音を、小鳥たちのさえずりを聴きます。

この大木もはじまりは小さな種だったことを知り、子どもたちは生命の不思議、尊さを感じます。

土の園庭はたくさんの小さな命を育みます。昆虫だけでなく、蛙、トカゲ、ミミズも子どもたちの友達です。子どもたちは、虫たちと遊んだ後は、必ず逃がしてやります。

園庭で拾う木の実や枯れ枝、散った木の葉や花びらは、どんなおもちゃにも勝ります。

子どもたちが自分で探し、自分で見つけ、自分でイメージを広げることができるからです。子どもたちは自然からの贈り物に目を輝かせ、自由な発想で遊びを展開します。

園長あいさつ園庭の井戸の水は、夏冷たく、冬は温かく、子どもたちの大好きな水遊び、砂遊び、どろんこ遊びを豊かなものにしてくれます。

ストレスの多い社会の中で生きる子どもたちですが、無心で土や水に親しむことにより、心がしだいに、ほぐれてきます。

自然はまた、子どもたちを心身共に強くしてくれます。根っこだらけの園庭で、子どもたちはよく転びますが膝小僧の小さな傷と引き替えに、痛みを我慢する心を育て、次は転ばないように注意力を身につけます。

池やバードバス(小鳥の水場)に張った氷、地面を持ち上げる霜柱は、子どもたちの冬の楽しみです。体験したことのない冷たさに、自然の厳しさをも感じることでしょう。

私共は、この恵まれた園庭でひとりでも多くのお子様を迎え、大切な幼児期を過ごしていただき、人間形成の基礎を作る保育・教育をしたいと考えています。

草苑幼稚園園長 小澤 智子

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